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これからの時代に向けて

私は、経営者として「全従業員の物心両面の幸福」を追求することを考えています。目指すのは「物」=給与面の充実だけでなく、社員の「心」が健康な状態で働ける環境を作ること。これからの時代は特に「心」の時代となります。人々の関心も、物質的な豊かさよりも心のつながりへと変化しています。社員が「心」を充実させるために、以下の二点を社内に浸透させる努力をしています。

二つの軸「自立」と「支援」

一つ目は「自立」です。
「自立」には二つの意味があります。まず、自ら率先してアイディアを出し、実現すること。独立を目指す勢いで、仕事に積極的に関わって欲しいと伝えています。もう一つは、精神的に会社や仲間に依存しない、ということ。孤立して働く、という意味ではありません。 人と仕事をしていれば、愚痴を言いたくなることもあるでしょう。自分の思う通りに行かないことがあるのは当然のことです。しかし、不満を言うことだけで済ませるのであれば、それは、自分は何もしないで、他人に変わって欲しいと甘えているのと同じこと。会社や他人に依存している状態では、自立していません。問題が生じた時、不満を言ったり、問題をそのままにしたりせず、「動ける」人の集合でありたいと考えています。

二つ目は「支援」です。
社員同士、もしくは他部門同士で競うよりも、社員同士で助け合うということです。「仲間のために○○をする」「仲間に○○してもらう」を習慣とする。それは「思いやり」と言うこともできます。「思いやり」の心がこもった仕事は、必ずお客様に喜んでいただけます。 「予想を超えた仕事をしてくれた」「気配りのできたサービスを提供してくれた」などです。これらはお客様のことを思って想像力を働かせ、「思いやり」が持てたときに、はじめて実現できることです。

確かな品質と信頼

お互いに仲間のことを思いながら仕事をする癖をつけていれば、「お客様のことを思った」「細やかな心配りができた」より良いサービスへの糧となります。同時に、社員同士で気持ちよく仕事ができることで「心」の幸福が得られるはずです。そして、温かな空気が流れる、「ありがとう」が飛び交う職場を実現することができます。この「自立」と「支援」を軸に、組織を作っていくわけですが、その組織はベクトルが一方通行な組織ではなく、「上司と部下で一緒に取り組む」「自立して、自ら考えて動く」という双方向で、かつ個人が活きる組織でありたいと考えています。お蔭様でお客様には、 「人柄も実力も、いい人材を入れてもらって感謝しています。これだけ粒ぞろいな人たちがよく集まりましたね。」と大変な評価と信頼を得ています。これからも、社員との人間関係を充分に構築し、確かな連帯を確認しながら、現在まで培った技術、確かなクオリティでお客様にサービスを提供することをお約束します。